インストラクターである。だけれども・・・その2

おはようございます!

決して言い訳ではございませんが、昨日、書きかけのこの校の続きを書く気マンマンでございましたが、このWEBディレクターがまったく開けずに、ネット社会の悪影響をもろに被ってしまい更新できませんでした。

こうして書いている今もなぜか激重・・・

いったい何時間かかるかわかりませんが、イライラしながら進めてみます(笑)

ということで早速。

一昨日に書きました内容を要約いたしますと、とある小学生の女の子と学校の教師の間で交わされた会話を題材に(女の子が「おむすびころりんのお話出てくるおじいさんはどうしてねずみとお話できるの?」という質問を国語の教師にしたところ、教師は「今はそんなことを聞いているのではありません。どうしていつも変なことをいうの?」とたしなめたという会話)いろいろな事情や考え方はあるものの、個人的にはこういう好奇心は受け止めてあげたいなというところまで書き進みました。

で、続きでございますが、翻って、僕の仕事である「スキーインストラクター」の本分は「サービス業」であるから、お客様にいかに満足していただくかを考えるのが一番だけれど、大人のお客様だけではなく子供たちとも数多く接するので、上に書いたような部分を含めて「教育」という部分もカバーできるスキルを備えていなければ」いけないのではないのかなと。

もちろん、これは一般論としては「当たり前」に言われることですし、特別に考えなくても「そりゃそうだろう」といわれるものなのでしょうが、しかし、こうして数多く現場に立っておりますと、この「当たり前」と思われる部分が少なからずないがしろにされていると感じることが多いんです。

これだけ数多く子供たちと接しておりますと、例えば修学旅行の生徒さんの中には、スキーが上手くできなくて悩んでしまう生徒さんも出てくるんですね。

こういうタイプの方は基本的には物凄くまじめで、物事に真剣に取り組むが故に陥ってしまうパターンが多いのですが、基本、楽しむためのスポーツで落ち込んでしまったり、ひどい場合には無能感を訴えてきたりする場合もあるんですね。しかし、ここで「どうしてできないの」とうんざりしてしまったり怒ってしまったりして、その生徒さんに向き合うことを止めてしまうイントラもいまだに見かけるんですよ。が、それは個人的にはちょっと違うなぁと。

なので、僕は少しでもこういう状況を少なくして楽しんでもらいたいので、始める前に必ず

「スキーはしょせん遊びなので、こんなものできてもできなくてもどっちでもいいんだからね。」

と伝えるようにしています。

もちろんその後に、

「とはいえ、もし上手くできるようになったらこんなに面白いスポーツはなかなかないから、せっかくの機会だからまずは一生懸命に取り組んでみてね」

と、伝えますが。

そしてその上で上手くいかなかったとしたら、それはそれと。人間、得意・不得意ってのがあるんだから、スキーができないからといって、あなたの価値にはなんの影響もないんだからねと。

さらに「どうして脚をくっつけて滑るの?」とか「ストックは持たなくちゃいけないの?」「なんでみんな前を向いて滑ってるの?」なんていう質問を受けるときがあります。

こういう場合、その子が、例えば検定に挑戦して合格したいとか大会に出て好成績を収めたいという明確な目標がない限りは、スピードコントロールができていつでも止まれるという前提で、

「スキーの楽しみ方に決まりはないから、脚は揃えなくてもいいしストックも持たなくていいよ。」

「人にぶつかって他の人に迷惑かけるから安全のために前を向いて滑ったほうがいいけど、もし、周りに誰も居なかったら後ろ向きで滑っても別にいいんだよ」

というニュアンスで今まで伝えてきております。

もちろん、これらが正解なのかどうかはわかりません。

でも、その子の自主性を尊重するという点では間違っていないと信じたいですし、もし、我々サービス業の人間がほんの少しでも「教育」というものを意識することがあるとすれば、きっとこういう部分なんじゃないのかなと、このように思った次第でございます。

結論としては、なんだかまとめきれないような感じになってしまいましたが、ともあれ、いろいろな人と接する機会の多い我々は、どこまでいっても「ゴール」なんてものはなく、お客様から「要らない」といわれるまでは多方面において精進し続けなければいけませんね、というお話でございました(^^)

あー、スキーしたくなってきたー(^^)

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