「絵本って実は凄かった」と勉強になったお話

おはようございます!

不安定なお天気のニセコさんでございます。

昨日なんかは、午前中は快晴、お昼ご飯を食べて外に出るといきなりの豪雨という展開。

ま、天気予報ではそれも知らされておりましたのである意味では予定通りではありましたが、それにいたしましても、ここ最近のお天気は不安定でございますねぇ。

今日から9月。

収穫の秋を迎える9月はどうにか安定して欲しいものでございます(^^)

さて、本日は、昨日何気にみたテレビ番組で個人的に非常にためになったといいますか、「知らなかった!」と感動したことがありましたのでそこら辺のお話なんぞを認めてみようかなと。

僕はですね、基本的には早寝早起きでございまして、スキーシーズンはもちろんですが、オフシーズンの夏の間も比較的その傾向が続いているんですね。

一昨日なんかは夫婦そろって20時には就寝するという熟練の老夫婦のようなライフスタイルでございましたが(笑)、ともあれ、1日1日をフルスピードで過ごし切るためにも我が家としては早寝早起きを選択しているんです。

そんな土曜日の早朝、寝起きでテレビをつけますと、テレビ静岡さんが制作しております「テレビ寺子屋」という番組が流れておりまして、朝のストレッチがてら眺めていたんですね。

内容は「玉川大学教授」の「大豆生田啓友(おおまめうだ ひろとも)」氏が「絵本」について話しているものでございまして、絵本が子供に与える影響や絵本から感じられる深い世界のことを講義形式で語っているというものなんです。

約20分ほどの中にかなり面白い話も含まれていたのですが、中でも僕が興味を惹かれた話題が2つほどありまして、まず一つはですね、「もりのなか」という、白と黒のみで書かれたという、どちらかというと「暗い」感じの印象の絵本について大豆生田氏の大学の授業である学生に印象を訪ねたところ、「すごく綺麗な本ですね」といったそうなんです。

このお話は、ある男の子が森の中でいろいろな動物と出会い、一緒にもりのなかを散歩しながらいろんな遊びをし、最後に「かくれんぼ」をすると、動物たちは全員いなくなってしまい男の子1人が最後に取り残されるも、男の子は誰も居なくなった森に向かって「また遊ぼうね!」といって終わるというストーリなんですね。

このように、「大人」としての読後感はどこか寂し気と言いますか、ちょびっと切ないような気持ちも感じるようなものなのですが、しかし、子供の頃に親にこの絵本を読んでもらった大学生は「綺麗な絵本で楽し気で大好き」との印象があるそうなんです。

で、教授がいろいろと分析した結果、子供は絵本を読んでもらっているとき、頭の中で自分なりのイマジネーションを膨らましていることがわかっているでそうでして、その結果として、件の大学生の頭の中では賑やかでカラフルな動物たちが登場していたんだろうということなんです。

「ファンタジー」や「想像力」というものがいかに大切なのか、そしてそれはこうした絵本を読み聞かせることで自然に身についていき、ひいてはそれが大人になったときのその人の「豊かさ」として醸し出されていく大事な要素なんだなと、改めて教えていただきました。

そしてもう一つ。

題材の絵本は変わって、今度は「おつきさまこんばんは」という絵本が登場します。

この絵本、冒頭でおつきさまが登場する際に「こんばんは」というセリフが書かれてあるのですが、これを読み聞かせて読み手が「こんばんは」というと、自然に子供たちの方からも「こんばんはー!」と元気な返事が返ってくるそうなんですね。

そしてお月様が雲に邪魔されて消えそうになるという場面では、必至で「あっちいってー!」「おつきさまかくさないでー!」とリアクションするんだそうです。

これは子供たちがおつきさまを擬人化していてみていて、特に子供たちはその「顔」に強く興味をもっているそうでして、つまり、子供たちは親や周りの大人が示す「顔色」や「表情」から何を言おうとしているのかを敏感に読み取っているそうなんですよ。

上の例でいけば、「こんばんはー」と読み手が語りかけるときはにこやかな笑顔で語るので子供たちも安心してリアクション出来、おつきさまが雲に邪魔される時は語り手が曇った嫌な表情でセリフを語るので子供たちもそれに反応しているとのことなんです。

ちょっと長くなったので強引にまとめにはいりますが、つまり、絵本という世界には子供が想像力を最大限に発揮するような爆発的な力があるんですねと、登場人物の気持ちになりきったり、読み手の表情からいろんな感情を読み取ったりして、そこでこどもたちなりの「コミュニケーション」を図っているんですねと、そしてその時の読み手が「親」であれば、そこで「親に愛されている」という最大限の安心感に包まれて子供たちは過ごしているんだなと、絵本って本当に凄いんだなと、このように思った次第でございます。

この先、もし我が家に新しい命を授かることができた暁には、たっぷりと絵本を読んであげたいと思います(*^^*)

それではまた(^^♪


おつきさまこんばんは (福音館あかちゃんの絵本) [ 林明子 ]

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