【第57回北海道スキー技術選手権大会振り返り】後編~2月2日決勝と大会への思い~

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こんにちは!

ニセコさん、久しぶりの大雪でござます。

今朝は本当に久しぶりに除雪車の作業する音で目が覚めまして、寝ぼけまなこながらカーテンを開けてみますとなんと20㎝オーバーの積雪が。

例年だとこれは「毎朝の景色」なのですが、今年に限っていえばかなり驚きの光景でございます。

この雪で、ニセコのゲレンデコンディションはかなり回復。

2月らしいコンディションにかなり近づいてきておりますので、皆様、安心してニセコへお越しくださいね(^^)

さて、本日は昨日の続き、振り返りの後編でございます。

種目ごとにしっかりと追っていきますとまたまた長くなりそうですので、種目ごとの振り返りは簡潔にして、大会で感じたことや今後のことなどについて少しボリュームをつけたいと思います。

ということで、まずは種目の振り返りから。

【決勝1種目目 小回り不整地】

これは動画がありますのでそちらをご覧いただきましょう。

今回はローテションの関係で条件が良い時に滑ることができたので、インスペクションの時から「いける」という感覚がありました。

実は昨年まではコブは大の苦手で大嫌いだったのですが、先シーズン開催させていただきました宮田茂元SAJデモンストレータのスペシャルレッスンのエッセンスで滑れるようになり、予選の大回りと共に良い感触で滑ることができました。

この歳になって、できなかったことができるようになる喜びは本当に嬉しいものでございます。

【決勝2種目目 小回りリズム変化】
急斜面の小回りでリズムを変えて演技するこの種目でございますが、ぶっつけ本番で挑むものの案の定撃沈、滑っていても「こりゃいかん」と思いながらの演技でございました。

横のスペースを取れなかったこと、具体的には上手くテールを使いきれなかったので原因でございます。

ここら辺の動きはこの先を目指すのであれば徹底的に練習しなければいけない部分でございますので、残りのシーズンはここだけに絞って改善に取り組んでいきたいと思います。

【決勝3種目目 急斜面大回り整地】
一言、怖かった(笑)
今回の大会で一番悔いが残るのがこの種目で滑る前から気持ちで負けてしまっていたことです。腰が引けて、滑っていても何もできませんでした。でも終わって振り返ってみれば「思ったよりも大丈夫だった」という思いでしたので、あそこでどれだけ挑戦する気持ちになれるのかが今後の課題でございます。肉体的なトレーニングと共に、いわゆるメンタルのトレーニングも本格的に取り入れていきたいと思います。

種目の振り返りはこんなところでございましょうか。

さて、総括。

実は今年はここ10年ほどでベストリザルトでございまして、齢49歳にして伸び始めたシーズンでもあるんです。

昨今の技術選は若手の選手が驚く勢いで伸びてきておりますし、中堅選手の上手さやベテラン選手の「味」も更に凄みを増してきてトップの選手に限らず、出場選手はみんな本当に上手いんですよ。

そんな中で下降気味だった成績が伸びたというのは自分の中ではかなり自信になりましたし、滑りを変えていくためのヒントやキッカケをトップ選手の滑りだけではなく若い選手の滑りからも学ぶことができましたので、今年の大会は自分自身の気持ちの弱さが露呈したことも全て含めてかなり勉強になった大会でございました。

「できなかったことができるようになること」
「できないことがわかること」
「自分に足りないものを知ることができること」
「本当に怖いという感情を味わえたこと」
「上手くいかなくてもそれは恥ずかしいということではないということ」
「チャレンジしないことがむしろ恥であること」
「点数が出る・出ないでそのスキーヤーの価値が決まるわけではないということ」
「この大会での評価が全てではないということ」
「この大会は自分自身との戦いであること」
「単純に楽しいこと」
「この競技の魅力を沢山の人に知ってもらいたいということ」
「応援してくれる人がいることの幸せを感じられたこと」
「本気で打ち込んでいる人たちは本当にカッコいいということ」
・・・

まだまだ思いはありますが、「技術選」というスキーの大会はこれだけ多くのことを毎回感じさせてくれる本当に楽しくて充実した時間を過ごせる素晴らしい大会なので、ぜひ皆様も挑戦してみてくださいね。ということを最後に付け加えて総括とさせていただきます。

全ての関係者の皆様、ありがとうございました\(^o^)/


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