こんばんは!
今日もたっぷりの雪が降ったニセコさんでございます。
しかもかなりの冷え込みよう。
なんでも、北海道の陸別町では氷点下23度まで気温が下がったようですし、同じ北国の青森県酸ヶ湯では120cmを超える積雪となっているそうです。
冬将軍が活躍してくれるのは我々にとってはありがたいですが、できることなら「のんびり」と活動してもらいたいものでございますな。
さて、本日はニセコようていスキースクールのスペシャルレッスン「シーズンイン・ベーシック・チェック」を行いまして、1日5時間、びっしりと基本運動を練習したのですが、その流れから、僕がレッスンの中で、また、自分のスキルを上げていく際に重要視しております「反復練習」について、その大切さを少しばかり書いてみようかなと思います。
反復連取の大切さにつきましては、「20世紀で最も偉大なコーチ」として名高いUCLAのバスケットボールチームのコーチ「ジョン・ウッデン」が教えてくれております。
ウッデンは、12年間の在籍中にチームを10回の全国制覇に導き、88試合連続で勝利し8割以上の驚異の勝率を叩き出したという伝説の人物ですが、その彼が最も大切にした練習が「基本動作の反復練習」だったんです。(「成功する練習の法則」より)
成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール [ ダグ・レモフ ]
ウッデンは選手に、ソックスの履き方からシューズの紐の結び方などの初歩の初歩から教え(足元のグリップや素早い動きに直結する部分なのに疎かにしている選手があまりにも多い)、コートでは「ボールを使わないシュート練習」や「ボールを持たないでポジショニングのシュミレーション」などを重視したそうでございます。
さらにウッデンは、それぞれの動きを「正しく行う」という部分を徹底しておりまして、選手が目的とする「正しい動作」を正確に繰り返すことができるようになるまで、次のステップには進まなかったとのことなんです。
ここら辺、抜粋して書きだすとそれこそ1冊の本になる分量がありますので興味のある方は本を読んでいただくといたしますが、この「基本を繰り返し練習」するというスタンスや「正しく正確に行う」という部分は、僕もスキーのレッスンにおいてかなり重要視している部分なんです。
スキーでいえば、例えばスピード上げた中で行う「実戦練習」を繰り返し行ったとしても、「スキーをつけて斜面に立つ際の’立ち方’」や、「外スキーに荷重していく際の脚部の動かし方」等が「不正確」なままで繰り返してしまいますと、「不正確な動きが上手くなるだけ」という悪循環に陥ってしまいます。
それを防ぐためには、やはり、基本動作のひとつひとつを「正確に」できるようになるまで同じことを「繰り返す」以外に方法はなく、そしてそれこそが、次のステップへ向かうための「最速の道筋」だと思うんです。
なので、我々教師はその「地道な練習の繰り返し」をいかに飽きることなく継続してもらえるかの引きだしを多く持つことこそが仕事であり、教師自らも実践していくことそれこそが、お客様に最も伝わる方法ではないのかなと、このように思う次第でございます。
ということで、もっともっと書きたいことはありますし、無理やりまとめたので尻切れトンボのように文章になってしまいましたが、これ以上長くなると最後まで読んでもらえませんのでこの辺で切り上げたいと思います。
ともあれ、ニセコようていスキースクールのレッスンはこれからも変わらず「基本の運動を正しく正確に行えるようになることを目標とする」というスタンスで展開してまいります(^^)
もちろん、「楽しく」ね(^_-)-☆