こんばんは!
今日は雨の1日でございました。
なんでも本州ではかなりの大雨になったとか。
北海道もその影響が徐々に出始めてきているようですが、今後、大事にならないことを願うばかりでございます。
さて、関西グルメ旅から帰って来て約1週間経ちますが、いまだその余韻が抜けきらずに事あるごとに思い出に浸っております。
きっとご紹介したいお店を全部書くまでは続くと思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。
ということで早速まいりましょう。
本日ご紹介したいお店はこちら!
京都に根差して230年、お店の建物としては270年の歴史を誇る、あの坂本龍馬も愛したという絶品水炊きの老舗
「鳥彌三」さんでございます。
なんでも祖先は関ヶ原の戦の武士だったそうでございまして、大将が敵方に寝返ったのをきっかけに武士から商人となり、生きるために鳥や魚をその刀で捌いたというのが鳥彌三さんの始まりだそうです。
もうね、建物自体にその歴史の重みが滲み出ておりますよ。
「人工的」には絶対に作りだすことのできない「風格」や「重み」。
圧巻の佇まいでございます。
こういう素晴らしいお店にはやはり「一番大切な人」と行きたいものでございますね。
ということで、妻と両親とで訪ねました。
この日お願いしたのは「鳥のお水炊き」という水炊きのコースでございます。
あぁ・・・思い出すだけでヨダレが・・・
仲井さんに席へ案内していただき(この日は気候も天気も良かったため床に案内してくれました!)、流れるように会席がスタートしました。
まずは「おこしやす」ということでこちらが供されました。
温かい「梅昆布茶」でございます。
爽やかだけど豊かな梅の香りとふくよかな昆布の旨味。
これからのお料理を「期待していてくださいね」と語っているような質の高い旨味に、胃袋も活性化してきてこの時点で楽しみのエンジンがフル回転します。最初に梅昆布茶を供してくれる理由はここにあるのでしょうね。
続いては八寸が供されます。
なんとも美しい・・・
全て美味しかったですが、生湯葉の美味しさは別格でした。
これはお酒が進むぞ・・・
ゆっくりと堪能しながら会話も弾みます。
そこへ絶妙のタイミングで次のお料理が。
鳥の肝煮でございます。
一言。
これ以上に美味い鳥の肝煮は存在しません。
滑らかを極めた食感、肝の臭みが皆無の質の良さ、それを際立たせる抜群の甘辛さ加減。
職人さんの腕と、230年の歴史が紡ぐ仕入れ先との信頼感がなせる業でしょうね。
この時点で脱帽です。
と、そこへ待望のお鍋が!
しかし焦ってはいけません。
鳥彌三さんでは、メインの鶏肉をいただく前にまずは「スープ」のみで味わってもらいます。
これですね、鶏だけでとったスープに若干のお塩とうずらの卵をといただけのシンプルなスープなのですが、これがまた美味いのなんのって・・・
どこまでも優しくて、でも鶏の旨味は凝縮されていて・・
これに後ほどお野菜や追加の鶏が加わっていくとどれだけ美味くなるのだろうかと思うとたまりません。
すぐさまお代わりしました(笑)
おっと!長くなっておりますね。
ここから怒涛のお料理ラッシュが来るのですが、一度にご紹介するのには長すぎますので明日の「後編」にて続きを書きたいと思います。
メインの水炊きはもちろん、一品料理の名物「皮焼き」や唐揚げ、おじやからデザートまで一気にご紹介したいと思います(^^)
それではまた明日(^_-)-☆