こんにちは!
つい昨日、壊れていたホームページがようやく復旧いたしまして、それと同時に放置となっていたブログを再開したわけでございますが(正確にいうと、ブログを書けたことは書けたんです。が、新しい画像や動画をアップロードすることができず、また、全体的なレイアウトのバランスが乱れてしまうことから納得いくものが書けませんでしたのでほぼほぼ放置しておりました)、いやぁ~「普通」に書けるってことがこんなにも心地良いんですなぁ。
これに気を良くして、今まで溜めていた「書きたいこと」が押し寄せてきておりますので、少しでも読者の皆様に戻ってきていただけるように(更新頻度が落ちたので、皆様離れてしまいました・・)更新頻度を上げていこうと思いますので、お時間できましたらちょこちょこ覗きにいらしてくだされば幸いです(*^^*)
ということで、本格復活第一弾は、ずっと書きたかったオガサカ22-23Newモデルの試乗レポートを書いてみたいと思います。
1発目はこちら!
どどん!
オガサカの中でも売れに売れているシリーズ「TCシリーズ」の中から、技術選やテクニカル・クラウンなどのハイレベルな滑り手に愛されている小回りに特化したモデル「TC-SU」のご紹介でございます。
まずは22-23モデルのスペックから確認していきましょう。
テストしたスキーは165㎝でRは12.1、3サイズは上から119-65-102というプロモーションで、プレートはFM585がセッティングされているスキーでした。ちなみに「FM585」というプレートは、もう一つある「SRプレート」に比べて柔らかめのプレートとなります。
滑った時の雪質ですが、前半は前日の冷え込みが残っていてしっかりと締まった足元のある状況で、後半は気温が上がり、春特有のザクザク雪となり、雪は滑りましたが、トップからターンに入っていくとスキーが埋まっていくようなザクザクでどちらかといえば滑りにくい状況となりました。
でも、1日の内にこれだけ雪質が変わるというのは逆に、テストするには持ってこいの状況でございますから、スキーのポテンシャルを知るうえではまたとない好条件でございました。
それでは早速スキーズオン!
少しオレンジがかった赤にスカイブルーのロゴが配されたビジュアルは、賛否両論ありますが(笑)ポップな印象で可愛らしさを感じるビジュアルとなっております。
でもね、肝心なのは「滑ってどうか」ですから。
まずは緩斜面の低速から。
個人的なテスト方法となりますが、僕は基本は「スキー教師」なので、まずは「しっかりとズラせるかどうか」が最優先事項となりますから、僕がテストするときには必ず緩斜面の低速からスタートします。
レッスンで最も多く用いるスタンス「プルークスタンス」からスタート。
ほぉ・・・
いいじゃん・・
足元(スキーセンターですね。ちょうどブーツの真下くらいです)が厚い割には雪面から遠い感じはしないし、低速でもしっかりと雪面を感じられるぞ・・・
これはたわみのバランスが良く、しなやかな心材の特徴を引き出せていなければ感じられない感覚でございます。
もうこの時点で好きになっております。
んじゃ次はシュテムターンっと・・
うん、外に押したいだけ押せる。捻りを加えて弧を歪めてみても滑らかさは失われないぞ・・
このまま基礎パラレルにして滑ってみるか。
はいはいはい。合格。
とにかく素直ですね。癖がない。
こりゃ高速域も楽しみだぞ。
よっしゃ、スピードを上げてミドル~ロングで滑ってみるか。
・・・・!!!!
おぉ!
なんだこの扱いやすさ!
トップから足元にかけてのたわみと、足元からテールにかけてのたわみのバランスが本当に秀逸で、ターンの入り口で急激に回り込んできたり、また逆に、ターンの仕上げて思ったよりスキーが縦に走ってしまったりという「予想外」がなく、「こういうターンに仕上げたい」というイメージをそのままトレースしてくれるような、実に素直な反応を見せてくれます。
また、スキー自体がしっかりとしているので、プレートはFM585で十分なポテンシャルを発揮してくれます。
ちなみに僕は身長が176で体重が85キロほど、毎日滑っていて夏場もどちらかと言えばトレーニングしている方で脚力はあるかと思いますが、それでもFM585のプレートで十分です。
SRプレートにすると、もう一段スキーの剛性が上がりますので、筋パワー(ちなみに筋パワーとは筋力×スピードです。なので、力を発揮する際に、スピーディーにエイヤ!っと一気に力を発揮できる能力のことです。)がある方なら、より一層の走りとキレを実現できるでしょうから、SRプレートは30代くらいまでの現役選手以外は選択しなくてもよいと個人的には感じております。
最後にこのスキーの本職である小回りを・・
もう言うことないですね。
トップからしっかりとターンに入ることができれば、ほぼオートマティックにターンを作ってくれる感覚です。
特筆すべきは、内脚アウトエッジの使いやすさですね。
トップが比較的柔らかい中で、それでいて撓み過ぎずにバランスよく撓んでくれるので、内脚側のスキーが非常に扱いやすくなっております。
長くなりましたのでまとめますね。
「お勧めです。」
これ以外に言うことはないくらい、今年も良い仕上がりとなっております。
現行モデルの「TC-ST」も非常にバランスの良いスキーですが、STと比べると、トップとテールの撓んだ時の「張り」が薄らいでいる印象で、よりしなやかになって、その分、パワーが少なくても扱えるようになっておりますので、選手やテク・クラを目指さなくても、例えばイントラがレッスンでメインスキーとして使ったり、指導者検定などもこれ一本あれば十分に対応できるスキーとなっております。
簡単にターンを作ってくれて、それでいて扱う面白さもしっかりと備えている非常に素直で癖のないスキー「TC-SU」、GWまではニセコようていスキースクールに試乗スキーがありますので、興味あるお客様はぜひ「試乗したい」旨をお問い合わせフォームよりお寄せください(*^^*)
以上です(*^^*)