おはようございます!
シーズンも近くなってきまして、本業の方に注力する時間が増えてきましたのでこんなことで怒っている場合ではないのですが、しかし、あまりにも「何を考えておるのか」と不思議極まりない状況となっておりますので今日も怒ってみます。
皆様ももうこのニュースはご覧になりましたよね。
※10月28日現在で、所得税減税が3万円、住民税が1万円との案が出ているとのことです。
そして何千個も「?」が付いたのではないでしょうか。
もし、このニュースを見ても何ら「?」が沸いてこないとしたのであれば、それは相当にアブナイと申しますか、このまま日本が衰退していっても気が付かないまま「今が楽しければいいや~」という超がつく無関心層であると気が付いた方がよいかもしれません。
だってこのままだと「今が楽しければ」という「楽しい状況」を味わえないことになるんですよ?
ということで、このニュースがいかに「国民のことを考えずに己の保身のみ、つまり自分たちの選挙対策でしかない政策なのか」を端的に書いてみたいと思います。
まずはこのグラフをご覧下さい。
出元:東大ぱふぇっとさんのX(旧ツイッター)より
これは総務省の2021年の国民生活基礎調査の「課税の状況・世帯主の年齢(10歳階級)別」のデータに基づいて作成されたものですが、ご覧のようにいわゆる「高齢者」と呼ばれる年代が約8割を占めております。
ではなぜ「高齢者」を優遇するのか。
選挙にいく、つまり票を持っているからなんですね。
しかも人口ピラミッド的に日本は高齢者が多いでしょ?
若者も当然選挙権はありますが、選挙に行かないでしょ?
そして人口も少ないでしょ?
だから軽くみられるんです。
ここで声を大にして伝えておきたいのは、なにも「非課税世帯に給付するな」と言っているのではないということです。
そんなことは当たり前で、生活に必要な資金が足りなく、国が助けてくれるのであればそれは喜ばしいことですし、ま、理由の如何はありますがそれは一度おいておくとして、住民税が非課税ということは基本的に収入を得られる状況ではないということですから、それを助けるのを妨げる理由はないとは思うのです。
では何を怒っているのかというと、就任してから増税しかしてこなった岸田さんが選挙が近いという理由「だけ」でいきなり減税と給付を言い出し、しかもこの「非課税世帯」への給付を打ち出したその理由として、前述のとおり「高齢者世帯」、つまり「票田」に対しての選挙対策であることが濃厚に臭ってくるからなんです。
しかもですよ、現役世代に対して行う減税の「所得税減税」は期限を「1年」とした「暫定」の政策ですし、非課税世帯への給付が7万円というのに対し所得税減税は1人あたり4万円(所得税3万円と住民税1万円)と現役世代に対する効能が「ほぼない」政策なんですよ。
最新の国民負担率は2023年度の見通しで「46.8%」と50%に近い数字で非常に高い負担率となっている状況で、来年4月には社会保険料の増額が見込まれていること、この10月から始まった「インボイス」の悪影響、さらには経団連が消費税の増税をシレっと言い始めている(岸田政権はほぼいいなり。)など、ほぼこの先の国民の負担は増えていくことが確実であろう状況で焼け石に水にもならない減税案と、それを負担する現役世代の感情を逆なでる効果しかない住民税非課税世帯への所得税減税分を上回る給付案。
これを「現政権が国民をなめ切っている」と言わずになんといいましょうか。
しかもですよ、つい最近の岸田さんの発言で「日本はデフレ。デフレ脱却を図るのは消費税増税しかない」という主旨の発言がありましたが、まさに「はぁ???」ですよ。
デフレって貨幣の価値が「上がる」ことですよ?
今は歴史的な「円安」ですよね?
貨幣の価値は上がってますか?
逆ですよね?
しかもBIS(国際決済銀行)やIMF(国際通貨基金)が定義している「デフレ」は「少なくとも2年間の継続的な物価下落」というものですよ?
最近の日本って物価上がってませんか?
確かにここ30年はデフレでしたよ。
失われた30年ですよ。
その意味ではまだ日本はデフレでしょう。
でもここから抜け出せなかったのは消費税の増税が大きく影響しているんですよ?
企業が商品サービスに価格転嫁せざるを得ず、消費が低迷したからですよ?
これってインフレ要因ですよ?
でもインフレにすらならなかったですけどね。日銀の緩和祭りがあったのにね。
今になってようやくインフレに向けて動き出そうとしてますけどね。
賃金上昇が伴えばいいですけどね。
でも可処分所得が実質的に減るから消費を喚起することにはつながらないでしょうね。
あ、それって不景気のインフレ、つまりスタグフレーションってやつですね。
日本、大丈夫でしょうか・・・・
ふぅ・・・・
てかですね、こうやってブログやSNSで声を上げることは非常に大切なことだと思っておりますが、それだけでは等の政治家たちは痛くも痒くもないんですよ。
ではどうすれば我々の声が実際に届くのか。
それはただ一つ。
選挙にいくことです。
次の選挙は必ず投票にいきましょう!
や、ほんとは消費税についても書きたいところですがなかなかエネルギーを使うので、またの機会にでも書いてみたいと思います。
それではこのへんで。
次はスキースクールらしい内容を投稿します(*^^*)