【19-20シーズン終了のご挨拶】

2020年4月19日、本当にたくさん考えましたが、政府の緊急事態宣言及び北海道の営業自粛要請を受け、ニセコようていスキースクールの営業を一時休業することといたしました。

まずは昨今の大変な状況の中でも、最大限の衛生努力と最善のオペレーションでギリギリまでスキー場を運営し続けてくれましたニセコグランヒラフスキー場の関係者様全てにこの場をお借りして御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

今年は例年にない雪不足から始まり、2月に入ってようやく安定してきたと思ったらまさかのコロナ禍。

3月も中旬から私どももその影響をかなり大きく受けまして、春休みにお会いできるはずだったお客様や4月に入ってからお会いするはずだったお客様、またゴールデンウィークにご予約をいただいておりました全てのお客様とお会いすることができなくなり、売り上げなんかはどうでもいいのですが、多くのお客様とご一緒できなかったというそのことだけが本当に残念で仕方ありません。

日本に国家としての非常事態宣言が発令されてから、僕にできることはなんだろうと、スキーというスポーツができることはなんだろうと考える日々でございました。

時には、「こんな非常事態の時にはスキーは何の役にも立たないのかもしれない」という思いに駆られたこともしばしばでございます。

しかしながら、北海道独自の緊急事態宣言が一時的に解除になったとき、ゲレンデにはたくさんの人がスキーを楽しみに来られて、その笑顔や全体を包む幸せな空気感に触れたとき、「あ、スキーってこんなにも人を笑顔にできるスポーツなんだ」と改めて感じることができました。

今は非常時で、この状態がいつまで続くのかは神のみぞ知るというところではございましょうが、あの笑顔と幸せな空気感がある限りスキーというスポーツの未来は明るいと思いますから、なんの心配もなく「あの」笑顔に出会うために、今はしっかりと耐えてその日のために備えていようと思います。

改めまして、今シーズンご入校いただきました全てのお客様、本当に本当にありがとうございました。

お客様のお蔭さまで、我々は今年もスキー教師になることができました。

毎年書いていることでございますが、お客様が居てくださるからこそ我々はスキー教師になれるのですから、お客様には感謝の想いしかございません。

今年も我々をスキー教師にしてくださって本当にありがとうございます!

また来シーズン、といっても今年の12月ですからあと7か月後に、最高の笑顔でお客様と再開できることを心より願っております。

今シーズンに携わっていただきました全ての皆さまに感謝を込めて、また、必ず全員と再開できることに祈りを込めて、19-20シーズン終了のご挨拶とさせていただきます。

本当に本当にありがとうございました!

また雪の上で!

2020年4月20日、一時休業を惜しむかのように暴風が吹き荒れる中、安堵と己の無力を噛み締めつつもしっかりと前を向こうと誓った事務所より。

ニセコようていスキースクール

校長 大西一宏

主任教師 森禎樹

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