こんにちは!
1月24日、かなりの悪天候に見舞われております。
おかげで予定しておりました合宿は中止、楽しみにしていた最終調整もできぬままに大会本番を迎えてしまいます。
が、そんなことはみんな一緒。
現状の持てる力を最大限発揮することだけを考えて挑戦してきたいと思います。
そんな流れもありまして、本日は「挑戦できることに感謝」というタイトルで書いてみたいと思います。
来る26,27日に、北海道はルスツリゾートスキー場におきまして、全日本スキー技術選手権大会へ向けた北海道予選会が開催されるんですね。
昨年48歳を迎えた僕もまだ末席ながらその大会に参戦しておりまして、この期間だけは「スキー教師」を休業して「選手」という気持ちで過ごしているんです。
そしてこの大会の直前である昨日、今日の2日が唯一集中して自分の練習ができる時間でございまして、毎年、この時期のこの時間をすごく楽しみにしているんです。
タイガーコースの急斜面。ここを大回りします。かなりのスピードが!
プロのスキー教師である僕が何故に「選手」という部分にこだわっているのかと申しますと、それは全てご入校してくださるお客様のためなんですね。
普段は「伝える側」に立つことが多くなりますから、ややもすると自分の考え方のみをお客様にお伝えすることになってしまいますので、こうして自分の滑りや動きをコーチに指導、指摘していただくことでまた違った視点から様々を見直すことができますし、俯瞰と申しますか、客観的な視点で自分の技術を捉え直すことができますから、お客様にお伝えするその「バリエーション」が増えていくんですよ。
さらに、「上手くいかないときの気持ち」を理解できたり、「どうしたらそれができるようになるのか」のヒントを得ることがかなり多くありますから、自分の考え方や感覚にこだわらないためも、こうした時間は僕にとって不可欠なんです。
基本となる自分自身の考え方はしっかりと持っておくべきだと思います。そしてそこは自信をもってお伝えできるように練習し、裏付けをとり、お客様にとって不安が無いように順序立てて全てを説明できるようにしておくべきだと思います。
しかし、それにこだわり過ぎてしまいますと、例えばもっと効率的に技術を修得できるような方法論がわかったり、今お伝えしている方法よりもお客様にとって良いと思われる理論や感覚がわかった際に、お客様にお伝えするタイミングを逃してしまったり、また、伝えられなかったりして、お客様が上達するそのキッカケをこちらのせいで逸してしまう可能性が高くなるんですね。
なので、常にどこかで「自分は間違っているかもしれない」という部分や、「なにか新しい感覚や考え方はないだろうか」という部分をもっておくためにもこうした環境に身を置いておくことは不可欠でして、そこで学び、失敗し、恥をかき、そしてまた学んでを繰り返して精進し続けなければ、お客様からお金を頂いてその前に立たせていただく資格はないと思いますから、環境が許す限り、できるだけ挑戦していきたいと思います。
僕もスキー教師としてはプロですから、自分の「選手」としての実力はわかっております。
現状ではとても上位に食い込めるような実力は備えておりませんが、それでもあきらめず、ご入校してくださる全てのお客様の笑顔のためにも、少しでも上を目指して、常にキャリアハイを念頭に置きながら挑戦したいと思います。
なんでもそうですが、「チャレンジ」できるって本当に幸せなことですね(^^)
感謝です(^^♪