おはようございます!
昨日は久しぶりに羊蹄山の姿を見ました。
ここ数日はスキーヤーとして嬉しいことに連日の降雪となっておりましたので、分厚い雲に覆われた下界からは羊蹄山どころか太陽すら拝めない日が続いていたんですね。
雪は雪でそりゃぁ嬉しいのですが、朝から車のライトを点灯しなければならないような暗い朝が続くとさすがに気分も重くなってまいりまして、そろそろ陽光を浴びたいなぁなんて思っておりましたところに救いの晴れ間でございます。
いやぁ~太陽と青空ってのはやっぱりいいもんですなぁ。
光合成は植物だけではなく人間にも必須でございましょう。
この陽気でスキー場は大賑わいでございまして、駐車場も朝の早いうちから満車、実に活気のあるゲレンデでございました。
混雑している分、衝突や怪我のリスクは高まります。
皆様、スピードには十分注意して滑りましょうね!
さて、本日は、先日まで担当させていただいた毎年恒例の「京都産業大学基礎スキー部北海道合宿」のナイタートレーニングの様子をざっとですがレポートしたいと思います。
京産大のとの出会いはかれこれ10年くらい前になるでしょうか(あやふや笑)、僕がまだヒラフのスキースクールに所属している頃でございまして、当時にアシスタント教師としてアルバイトに来ていた学生選手との出会いからでした。
そこからの縁で、毎年この時期の北海道合宿を担当させてもらっているのですが、代が変わっても、練習に真剣に取り組む「伝統」は変わっておらず、僕自身も毎年楽しみにしている合宿なんですよ。
彼らの目標は「全国学生岩岳スキー大会」と呼ばれる、学生でスキー部に所属するものなら全員が目指すであろう大会での好成績を収めることでございまして、その道のりの一環としてこの北海道合宿があるんです。
それを踏まえて彼らの滑りを見てみますと、「大会」というルールがある中で優劣を競う滑りを表現するためにはやはりまだ「基本」という土台の部分が足りないように見受けられるんですね。
しかし逆にいいますと、この一番難しく時間がかかる土台作りに時間をかけ、しっかりとした土台さえ固めてしまえばあとは好きな家を建てることができますから(思うように滑れる)、せっかく北海道に来たのだからバンバン滑って楽しんでもらいたいという想いは強くあるものの、しかし、彼らの目標を最優先して、毎日地道に基礎練習に励んでいたんです。
彼らはこの地味な練習にもまったく飽きをみせることなく真剣に取り組んでくれて、もちろん上手くいかないことのほうが多いのですが、それでも、何度も何度も動きを変えよう、次は違う動きをしてみようと修正し、少しでも上手くなりたいと努力しているんです。
いやぁ~この姿には感動しましたなぁ。
彼らの先輩たちもそうでしたが、これは部の伝統的な姿なんですかねぇ。
僕がこのような学生選手の合宿に限らず常にお客様に伝えていることがあります。
それは
「練習に『失敗』はない」
ということです。
上手くいかなくても、思い通りに動けなくても、それは失敗ではなく、「上手くやるためには今の動きは必要ではない事がわかった」ということですから、それだけ進歩したということです。
エジソンも「私は失敗した事がない。ただ沢山の上手くいかない方法を見つけただけだ」と言っていますが、本当にその通りだと思います。
人生もスキーの練習と同じ。
とにかくチャレンジして、上手くいかない時期や思い通りにならない時間をたくさん「発見」して、少しでも目標に近づけるように楽しんでください。
学生という人生において最も輝ける時間の一つに、スキーというスポーツを相棒として側に置いてくれていることに一スキーヤーとして感謝して、更なる飛躍を応援したいと思います。
みんな、この先もスキー楽しんでね!\(^o^)/