【第57回北海道スキー技術選手権大会振り返り】前篇~31日デモ選・2月1日予選~

【2020年2月24日北海道屈指の実力者「尾崎勇紀」選手がお伝えするスペシャルレッスン開催決定!詳細はこちらから!】

こんにちは!

2月3日、久しぶりの降雪となっているニセコさんでございます。

1月31日から始まりました「第57回北海道スキー技術選手権大会&北海道デモンストレーター選考会」が昨日無事に終了いたしました。

何よりも、まずは怪我なく無事に終われたことにホッとしております。

雪不足が叫ばれる中で開催された本大会でございますが、関係各位の御尽力によりまして、最高と言い切ってもよいバーンコンディションと誠にもってスムースな進行を提供してくださったことにこの場をお借りして御礼申し上げます。

そして、末席の選手である僕を応援してくださったお客様やスキーファミリーの皆さま、連盟の監督やスキーチームの監督・コーチ、チームメイトの皆さま、オガサカスキーの社員の皆さま、大会を本人以上に楽しんでくれて全力の応援とサポートをしてくれた妻にも、この場をお借りして心よりの「ありがとうございます」を伝えさせてください。

さて、ということで、ちゃんと書けば長くなりそうなのでできるだけ簡潔に(とはいえ長くなりそうなので前篇と後編に分けて)今大会のレポートを書いてみたいと思います。

また、今大会を通じて感じたことやこれからの自分の想いなどは明日の「後編」にてまとめる予定ですので、今日は予選までの大会の流れをお伝えさせていただきますね。

さ、まずは31日、北海道デモンストレーター選考会から。

男子30名、女子8名の選手の皆さまが参加されました。

この中から、3月に行われる全日本のデモ選で、ナショナルデモンストレーターとSAJデモンストレータ―に認定されたデモを除く認定者が「北海道デモンストレーター」として認定されます。

選考方法は、この日行われたデモ選2種目の合計点と、2月1日の北海道スキー技術選手権大会の予選3種目の合計点を合わせて(考慮して)選考委員が選考するという形でございます。

なので結果はこの春、だいたい4月以降でございますので、当落どちらにせよ分かり次第またご報告させていただきますね(*^^*)

この「デモンストレータ選考会」は翌日から行われる技術選とは全く毛色が違った選考会でございまして、ハイスピードでド迫力のある演技が必要な技術選と違い、スキースクールなどでスキーを練習したいというお客様に見ていただくための「分かりやすい滑り」「丁寧な滑り」「見ていただくだけで何をどうすればよいのかを分かってもらえる滑り」を表現するものなんです。

中でも個人的には、職業柄からか最後の「見ていただくだけで何をどうすればよいのかを分かってもらえる滑り」をもっとも大切にしておりまして、この部分をどれだけ磨いていけるのか、どれだけ進化・深化させていくことができるのかが僕のライフワークといっても過言ではないほど重要視している部分でございます。

残念ながら今回の動画がありませんので、果たして自分がどのような表現ができていたのかが非常に気になるところではございますが、デモ仲間からは「良かったですよ!」と言ってもらえたのでとりあえずは安心しております。(どなたか動画をお持ちの方はぜひ見せてください)

あ、このペースだと長くなりそうなので2月1の予選のレポートに移りますね。

ということで予選。

この日はかなり天候も良く、どちらかといえば「暑い」(しっかりと着込んでいるのでそう感じます)くらいの1日でございました。

おかげで斜面も見やすく、最近、特に目が悪くなった僕にとってはこの上ない天気の条件でござました。

雪質も各コートでバッチリ。

グリップもあり滑る雪だったので、非常に演技がしやすかった雪質でございました。

この日は「大回り」「小回り」「総合滑降」の整地3種目が行われました。

とりあえず動画がある大回りでも見ていただきましょう(*^^*)

画面だと滑りやすい中斜面に見えますが、実際はねじれもあり急で、画面で見るよりも難しい斜面でございます。

スピード感はあるものの、もっとターン後半の仕上げをしっかりと表現したいのと、それに伴うスキーの走りを表現したかったなと。

今大会は全体として調子は良く、スキーに乗れる感覚は持っていたのですが、しかし、それをレッスンではほとんど行わなハイスピードの条件下で表現するまでに至らず、この辺をどう時間を作って埋めていけるのかが今後の重要な課題として残りました。

時間が無いのはみんな同じ。

こうして思うということは、その中でできることをきちんとやること、それが不足していたということをどこかで自覚しているからでしょう。

素直に反省ですね。

小回りも総合滑降もいろいろと書きたいところではございますが、もう既に長くなっているのでそれぞれワンポイントだけまとめますね。

【小回り】
スキーを十分に動かすことができず、左右のスペースがない滑りに終始してしまいました。だけれども、課題としていた「腰の移動」は例年よりも出せました。ここでも高速域でどれだけスキーをたわますことができるか、押すことができるのかが大きな課題として残りました。残りのシーズンはここだけに絞って研究と練習を繰り返します。

【総合滑降】
ターンスピードや滑走スピードは表現できたと思います。今大会の中ではコブと共に自分の中で「よし!」と思えた滑りでした。が、良質の滑りとして評価された際に出る90点という点数が出たもののカットだったので(5審3採といって、5人のジャッジが出す点数の1番低い点と1番高い点をカットして、真ん中3人の点数の合計点を採用するシステムです)、今後の課題はその点数を残すために不足していたものをあぶり出して徹底的に埋めていきたいと思います。

こんなところでございましょうか。

ということで、かなり長くなりましたので今回はこの辺で切り上げて、明日の後編に決勝種目の振り返りと、大会を通じて感じたこと、学んだことなどを書いてみたいと思います。

動画で楽しみたい方は、同じ倶知安スキー連盟で見事全日本へコマを進めた「ムラキン」さんが主宰するチャンネル「チーム金閣寺チャンネル」で予選の模様を楽しくまとめた動画をアップしておりますので、そちらの方で楽しまれてください(^^♪


オガサカ OGASAKA TC-SS 165cm + FL585 プレート +マーカー MARKER XCELL12 セット

ブログ最近の記事

PAGE TOP