【この板好きかも!】軽量かつ優れた操作性~ケオッズKS-SA~

こんにちは!

本日もニセコブルーの一日でございました。

ニセコグランヒラフスキー場のトップリフト横のコース「ダイナミックコース」は抜群の状態でございまして、雪が緩み始める11時過ぎでもまだ整地が残っているなどで練習にはもってこいでございました。

本日はそんな好条件の中、まだしっかりとテストをやり切っていなかったオガサカスキーの来季モデルのテストをしてきましたので、しっかりとレポートしたいと思います。

ということで本日ご紹介させていただきますスキーはこちら!

そのオールラウンド性から多くの滑り手に人気のある「ケオッズ」シリーズの中から、フラッグシップモデルの「KS-XX(ケーエスダブルエックス)」に並びオガサカが20-21シーズンに推しているモデル「KS-SA」でございます。

この「KS-SA」はオガサカ独自の「ツインキール構造」という製法で作られておりまして、足元のセンター付近は「キャップ構造」、トップとテールは「サンドウィッチ構造」という複合構造のスキーでございます。

センター部の「キャップ構造」の特徴としては「高トーション性」で、スキーが捻じれる際に「捻じれすぎてスキーの走りが出ない」ということを防ぐ役割があり、また、トップやテール部に採用されている「サンドウィッチ構造」には「高フレックス性」という「しっかりとたわむけれどたわみ過ぎないので操作がしやすくスキーの走りも出しやすい」という特徴があり、つまり「トップがしっかりとたわんでターンに入りやすいだけではなく、足元でたわみと捻じれが適切なところで止まりターンが加速、最後はテールがダメ押しでターンを仕上げてくれる」という、いわゆる「良いとこどり」を目指したオールラウンドモデルなんです。

早速テストしてみましょう。

あ、その前に今回テストしたスキーのプロフィールを書いておきますね。

今回テストしたのは165cmで上から116.5-69-99.5のR15、プレートは来季新設されるプレート「FM585」を装着したモデルで、「SR585」というより硬めのプレートを装着したスキーよりは若干ソフト目のセッティングでございます。

リフトより。この、上に着くまでの時間もワクワクして良いですね。

今日は本当に良いバーンでしたので、思う通りの動きを出せそうです。

待望の1ターン目・・・

おぉ・・・!

良いかも・・・!

僕はテストする際には必ず「ズラシ」から入るのですが、このスキーはかなり思っようにズラすことができまして、その感触の良さから思わず「おぉ」と声を出してしまいました。

実はこれは我々のようなスキー教師には不可欠な要素でございまして、高速安定性と低速での滑らかなずれという相反する性能をどれだけ高次元で持ち合わせているのかはスキーをチョイスする上での最重要事項でございますから、こうして1発目にきちんとズラせたというだけでかなりの好印象でございます。

シュテムターンから斜滑降での谷ズラし、滑らかなズレのパラレルロングから小回りへ。低速のプルークやレッスンで使うバリエーショントレーニングの動ききも忘れずに・・・いいわ。このスキー好きかも。

いやいやまだ早い。

レッスンでは低速だけではなく高速の練習もするのである。

ということで今度はスピードを出したカービングロングとショートを数本。

まず驚いたのはショートでの反応の良さですね。

雪が若干腐ってきておりましたが、その中でも押したら押した分だけ返ってきてくれましたし、内旋を多く使って深めに回したときも叩かれることなく横へ動いてくれましたし、コンペティション用の「TC-SK」と比べると若干トップの入りが遅れるものの、返りの良さやそれに伴うターンスピードはなかなかのものでして、これ、かなり使えるスキーではないでしょうか。

続いてカービングロングです。

ロングは正直、「KS-XX」に軍配が上がりますが(雪面への張り付き感や切り替えでのドシっとした安定感、足元の張りからくるスキーの走り等)、それでも、十二分に高速ロングを楽しめるだけのポテンシャルはありますので、脚力が比較的少ない方や体重が軽い方などは逆にこのくらいの張りの方が動きを出せるのではないかと思います。

まとめますね。

低速~中速での対応力はかなりハイレベル。

操作感は軽快だし、持つのも軽い。

高速域でも、小回りの反応の良さは特筆もの。

大回りで若干の物足りなさはあるものの、踏む強さの調節によっては楽しいターンを作れる。

ドンピシャな対象はずばりインストラクターか、指導者検定を受験予定の皆さま(なぜなら低速から高速まであらゆるスピードでのポテンシャルが求められるため)でしょう。

また、1級受験予定の皆様もかなり重宝すると思います。

テククラも狙えなくはないですが、そこまでのハイスピードだと「XX」か「TC-SK」の方が良いと判断します(あくまでも僕の個人的な感覚です)。

こんなところでしょうか。

しかしアレですね。

オガサカさんって、本当に毎年まいとし良いスキーを作ってくれますね(*^^*)

今のこの世界の騒動が落ち着いた暁には、オガサカスキーを相棒に思う存分スキーライフを楽しみたいものでございます(*^^*)



これも本当に良いスキー!OGASAKA オガサカ スキー 19-20 TC-SS+FL585 + 20 マーカー XCELL 12 ブラック×フローレッド スキーセット 【送料無料】

ブログ最近の記事

PAGE TOP