【来期もいいぞ!文句なし!】25-26オガサカニューモデル ケオッズ「KS-UP」

こんにちは。

またもや久しぶりとなってしまいました。

今年はブログを書く機会が少なく例年よりは頻度が落ちておりますが、3月に入ってからは比較的時間がありますので、更新ペースを少しだけ上げていきたいと思います。

さて、今日はですね、いつもお世話になっておりますオガサカスキー様より25-26モデルの試乗スキーが届きましたので、その試乗レポートを書いてみたいと思います。

今日は第一弾として、その卓越したオールラウンドな性能と扱いやすさで不動の人気を得ておりますオガサカが誇るオールラウンドスキー「ケオッズ」のニューモデル「KS-UP」をレポートしてみたいと思います。

25-26モデル「KS-UP」のビジュアルはこちら!

大人ブラックなマットな印象がカッコいいシンプルながら飽きのこない秀逸なデザインでございます。

このブラックの他にも滾る血潮をイメージさせる力強い赤をまとったモデルもございます。

まずはテストスキーのプロフィールから。

スリーサイズは上から「117.0-69.0-102.0」と、現行モデルで継続モデルとなった「KS-AP」よりも、「トップが狭く、センターが広く、テールが狭い」というプロポーションとなっております。

Rは165㎝で「13.8」となっておりまして、継続モデルの「KS-AP」よりも若干大きくなっております。


さて、それでは早速行きますか!

はやる気持ちを抑えてスキーズオン!

スキーをある程度長くやっている人であれば共感してくれると思うのですが、「良いスキー(相性の合うスキー)」というのは履いた瞬間にわかるんですね。

このKS-UPもスキー履いた瞬間から「しっくりくる」という感覚がありまして、滑り出す前から高性能を予感させてくれました。

それでは滑ってみましょう。

僕は「スキー教師」という立場から、まずはなんといっても「レッスンで使いやすいか」どうかを確認したいので、どんなスキーでも最初は大きくズラす滑りから入るんですね。

ということでまずはズレの多いプルークから。

おぉ・・・!

めっちゃ扱いやすい。

トップからテールまで滑らかに押せるし、荷重や角付けの量の変化に応じてしっかりと応えてくれます。

ズレ幅を小さくしたいとき、もっとズラシたいときなどの滑り手の要求にしっかりと答えてくれて、低速のなかでは文句なしの操作感でございます。

次はもう少しスピードを上げてみましょう。

今度はシュテムターンです。

開きだしから乗っていきますが、トップを雪面に押さえた時のトップのしなやかな雪面の捉えと、それに続く滑らかなターン内側への移動はオガサカの真骨頂ではないでしょうか。

この辺りは現行・継続モデルのKS-APでも感じることができる性能でございます。

KS-APと比べて少しだけフィーリングが違いますのは、捉えてから後の局面でして、フォールラインからターン終盤へ向けてしっかりとエッジングをしていきますと、KS-APがそのまま「ググっ」と内側に入ってくるのに対して、このKS-UPは少し縦目に抜けていってくれます。

よって、落差を作りたいミドル~ロングのターン弧を描く際に非常に滑りやすさを感じるかと思います。

でもだからと言って横のスペースに移動できないわけではなく、現在のトレンドとなっている深回りの小回りもしっかりとスキーがターン弧を作ってくれますのでご安心ください。

もちろん、その分、ターン中盤から後半にかけてある程度くるぶし付近への荷重がしっかりできることが求められますが、スキーセンターが少し変わっているのか、「普通」に乗っているだけでもスキーが弧を作ってくれるのでそれほど神経質に乗る必要はありませんでした。

次はカービングを意識したロングターンで滑ってみましょう。

おぉ!!

これは凄い!

165㎝でRが13.8と小さいにもかかわらず、ある程度の大きめのターンを作ることができました。

もちろん技術選などの大会レベルでは落差が出ませんのでこのKS-UPで大会レベルのロングはできませんが、それでも、エッジングの加減次第では落差を出せますので、プライズテストなどで「一台」で滑る場合はこのKS-UP1台あれば事足りるのではないでしょうか。

次は小回りで滑ってみましょう。

おおおおおー!

小回りも回るなぁ。

KS‐APと比べてRが大きいですが、滑った感触では全く違和感なく小回りを作ることができましたし、KS-APよりも縦に抜けていく印象がありながらも、なんならKS‐APよりもテールが使いやすい(たわませやすい)印象があり滑らかにずらすこともできましたので、これは急斜面の深回りで深い弧を作るのに非常に有利なのではないのかという印象でございました。


まとめますね。

25-26モデルの「KS-UP」は、どちらかというとミドル~ロング寄りのオールラウンドモデルという印象。

でもテールがしなやかなので小回りも十二分に対応してくれるまさにオールラウンドなスキーです。

なので「大回り系を中心に練習したいけれど小回りも手を抜きたくない」という方にはピッタリな一台だと思います。

また、ズラシもキレも両方がかなりのハイレベルで応えてくれますし、低速でも高速でも文句なしの操作感が得られますので、イントラクターはもちろん、指導者検定を目指す方には最適な一台ではないでしょうか。

現行・継続モデルとなった「KS-AP」も同じように「なんでもでき」ますが、「KS-AP」はそのプロフィールが「小回り寄り」ですので、「ロングやミドルはある程度自信あるのでショートを練習したい」という方は「KS-AP」を、対して「小回りはそれなりに自信があるけど、ロングやミドルは練習したい。」という方は「KS-UP」を選んでいただくとよいと思います。

今年もまた良いスキーを作ってくれたオガサカスキーさん。

いつもありがとうございます!

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