こんばんは!
今日も最高のスキー日和となった1日でございました。
深く濃いブルーの「ニセコブルー」に包まれ、太陽の元最高の雪質を滑る極上の春スキー。
こんな好条件で春を楽しめるスキー場はそうそうないでしょうね(^^)
さて、本日も日本が誇る老舗スキーブランド「オガサカスキー」の19-20モデルのご紹介でございます。
本日ご紹介させていただきますスキーはこちら!
「選手のパフォーマンスを100%引きだすために」というコンセプトのもと、その信頼の高品質で技術選の選手から絶大な信頼を得ております「TCシリーズ」の中から、特にミドルレンジで優れた滑走性を発揮するモデル「TC-MS」でございます。
もうね、この鮮やかなライトグリーンを見るだけでもテンションが上がってくるなんとも美しいスキーでございます。
今回テストしましたスキーのプロフィールですが、167cm、プレートは無し、スリーサイズは113-69-96のR17となっております。
それでは早速スキーズオン!
何度も言いますが、このデザインが美しい。
スキーはその性能がもちろん第一でございますが、こうして装着するだけでもテンションが上がるような「デザイン」もかなり重要な要素であると思っておりまして、「スキーを楽しむ」ということを考えますと、このデザインはまさに秀逸なデザインではないでしょうか。
ニセコブルーの中、リフトでワクワク感を味わいます(^^)
さて、滑走フィーリングのレビューでございます。
まず、なんといってもその「滑走性」の良さに驚きます。
昨日レビューした「TC-SS」も同じように驚く滑走性を持っておりましたが、このMSも同じ。
少し荒れたバーンや春の湿雪、溶けだしてシャバシャバした雪の中をグングンと進んでいきます。
なので、ターン中も「詰まる」ということがほとんど無いんです。
これはスキーの性能にとってかなり大切なことだと思っておりまして、オートマチックにターンが成立する感覚
とでも申しましょうか、身体の外にあったスキーが滑らかに身体の下に戻って来てくれると、滑り手として非常に助かるんですよ。
今季モデルよりバランスを見直したしたその効果がしっかりと感じ取れますね。
でですね、もう一点、個人的に書いておきたいことがございまして、これ、履いてみるとすぐにお分かりいただけると思うのですが、ビンディングのトゥピースからトップまでの長さが短く感じられて、普段扱いなれている165㎝という長さよりも2㎝長いのですが、その「167㎝」という長さを全く感じないんです。
しかも、それでいてスピードを出した際の不安感が全くありませんので、「扱いやすいのに不安定ではない」という、滑り手にとってかゆいところに手が届いているスキーとなっているんです。
なので小回りもやりやすいやりやすい(^^)
さらに、このMS、TCシリーズの中ではセンター幅が最も広く設計されておりますので、グルーミングバーンはもちろんですが、例えば春の「シャバ雪」なんかでは、まさに「浮く」ような滑走感覚を楽しめますから、これ1台あればゲレンデの全てを楽しめます。
結論。
今回テストしましたスキーにはプレートが装着されておりませんでしたので、個人的には超ハイスピードでの角付けに若干の不安を覚えましたが、しかし、逆に言いますと、プレートがなくてもある程度までの高速には十分対応するということですから、技術選やテク・クラなどのハイレベルに挑戦される方はFLやGRなどのプレートの装着で十二分に滑り手の要望に応えてくれるスキーとなります。
そして、細かなスキー操作や低速でのズレ、整地だけではなくコブや荒れた斜面など、どこでも滑らないといけないインストラクターの方は、「プレート無し」か、一番柔らかいプレート「FM600」を選択していただくと、軽量かつ取り回しの良さが確保されますので、そのオールランドな扱いやすさを実感していただけると思います。
ミドルからロングレンジ中心に少しスピードに乗ったスキーを楽しみたいという方、また、長い距離を止まらずにロングクルーズを楽しみたい、でも「疲れたくない」という方にはうってつけのスキーとなっておりますので、ぜひこの滑らかで素直なスキーの性能をご堪能ください(^^)
こちらのスキーもニセコようていスキースクールで試乗できますので、試してみたい!というお客様はぜひお気軽にお問い合わせください(^^)