こんにちは!
昨晩は物凄い雷雨でございました。
今朝は一転、爽やかな1日となっておりますが、昨晩の荒れ模様といったら久しぶりに焦りを感じるほどでございまして、一度なんかカミナリの衝撃で家が揺れたほどでございます。
ゴロゴロの実に勝てるのは、やはりゴムゴムの実だけでございますね(←分からない方、これはワンピースネタ笑)
さて、ここ最近といいますとかなり時間に余裕ができてしまいまして、それならいっそのことと思い冬の新しいレッスンを企画・立案しているのですが、そのおり、とある人のインタビュー記事を読んでいて「あ、そうそう。その通りだと思う」と、ふと個人的に考える「良いレッスン」ということについて考えたことがございましたので、そこら辺のお話なんぞを書きなぐってみたいと思います。
そのインタビューの人とは、通販での甲高い声で一時代を築いた「ジャパネットたかた」の創業者「高田明」氏なんですね。
そのインタビューは「お金を稼ぐ本当の理由とは」という切り口でスタートしたものでして、その中で「稼ぐ哲学」として、人が成長するために必要な要素として「視点を三つ持つことが大切」と語っているんです。
高田氏はそれを、「能」という芸術世界を大成させた「世阿弥」の言葉を引用して語ってくれているんですよ。
その言葉とは
「我見(がけん)」
「離見(りけん)」
「離見の見(りけんのけん)」
というものでございまして、それぞれ、
「演者側(演じている自分)からの視点」
「見ている側(観客からの視点)」
「両方を俯瞰から見ている視点」
というものなんです。
なるほど、これはすべてにおいて通じるものでございましょう。
僕が生業にしております「スキーレッスン」についても個人的にはまさにこの点を大切にしておりまして、
「自分がお伝えしたいこと」
「お客様になったつもりで、何をどうやって伝えてほしいのかを考える事」
「そのやり取りを第三者が見ているとしたらどう思うだろうか(楽しそうと思ってもらえるだろうか)」
ということを僕は常に考えているのですが、これらの視点はこうやって改めて考えてみますと、まさに世阿弥の「我見」「離見」「離見の見」に通じる者がございました。
ここではもちろん「ね、凄いでしょ」ということを書きたいのではなく、むしろ「伝える立場」にいる方にとってこういう視点は「当たり前」のものでございましょうからことさらに特別なことではないと思いますが、ともあれ、お金を頂戴してお客様の貴重な時間の中でお伝えさせていただく以上は、一番上の「我見」なんぞは二の次、三の次に回して、下二つの「離見」「離見の見」を優先的に持つことを忘れないように肝に命じておきたいなと、このように思った次第でございます。
よく書いていることでございますが、我々はお客様がいてくださった初めてスキー教師になることができます。
これさえ忘れなければ、優先しなければいけない視点は自ずから決まってくるはずですね(^^)
早く雪の上に立ちたいです(^^♪
それではまた♪