おはようございます!
なかなか平地に雪が降りません・・・
過去の投稿によりますと(Facebookで勝手に出てくる振り返りのやつ)、なんでも去年の28日には車に積もるくらいの降雪があった模様。
数年前には30日に初滑りなんてこともありましたから、ちょっとずつ、本当にちょっとずつ雪が降らなくなってきている感じです。
はたして、雪という贈り物が途絶えたとき、ほぼ雪頼みの経済でしか回っていないここニセコ付近はどうやって生き残っていくのか。
楽観視しないで真剣に考えた方が良さそうでございますね。
さて、少し重い書きだしになってしまいましたが、本日は、27日の日曜日にいつも嬉しいご縁をいただいております北海道大学エレガントスキー部のシーズン前陸トレ講習に呼んでいただきましたので、そちらのほうのプチレポートを書いてみたいと思います。
といいましても、いつものようにトレーニングした種目の解説を書き連ねるということではなく、「これはぜひお勧めしたい!」というトレーニングに絞って書いてみたいと思います。
まずはこちら。
ローテーション・プランク。
体幹部の強化および、捻じれに対する対応の練習。
特に急斜面でのショートターンやコブ斜面において有効であると考えておりまして、ターンサイズを変えたり、コブの切り換えで急激に方向を変換しなければいけないときなどは腰の向きと上体の向きが違うことが多いので、「ターン始動が遅れた」「後半でスキーがすっぽ抜けた」「切り替えで身体を上手く前方に運べなかった」などの「小回りあるある」に陥った際にカバーできる身体を用意しておくことは今の時期に必要ではないのかなと、このような理由から採用いたしました。
持つ重りの重さはもちろん人それぞれですが、男性でも最初は5~7キロくらいの軽めからスタートで良いと思います。
続いてお勧めのトレーニングはこちら。
これは「スラントボード」と呼ばれるアイテムでして、「スラント」とは「傾斜・斜面」を意味します。
実はこれ、うちのニューヨークからのお客様から頂いたものなのですが、なんでもアメリカのスキーコーチで夏の期間にこのボードを使ったトレーニングメソッドを展開している方がいらっしゃるようで、その影響でプロに頼んで作ってもらったものをこの冬に頂き、密かに自宅でトレーニングしていたものなんです。
これ、かなり良いです。
雪上では当然スキーブーツを履いて運動しますが、その際、感覚と実際が乖離している動きの一つに「エッジング角度」があります。
これは、斜面に対してスキーをどれくらい「傾けているか」を見るものですが、滑り手本人が「かなり傾けている」と感じていても、例えばそれが「外脚側のみ」で内脚側とパラレルになっていなかったり、単に膝を絞り込んでいるだけでいわゆる足首の「外返し」が不十分だったりすることが多く、しかもそれを雪上で説明や修正を試みるのはなかなか難しい(もちろん可能ですが、きちんとやらないと曖昧なままで終わってしまいます)んですね。
しかし、このスラントボードに裸足で乗りますと、自分の足首や膝、股関節の動きを自分の目で確認できますし、そこからの「外スキーへの荷重の仕方」「内脚とのパラレルでの連動」「腰の内側への移動」という、雪上ではなかなか感覚が取りにくい部分もしっかりと確認できるんです。
もちろん、外力がかかっていないので限界はありますし、何よりもブーツを履いていないので、ある程度動きを確認したらブーツを履いてボードの上に乗るというステップアップは必要ですが、ともあれ、ターンを作っていく際の「動きのシュミレーション」を行うにはかなり重宝するんです。
選手のみなさんもそれぞれに気づきがあったようで、これは事あるごとに提供していきたいなと思っております。
今回は学生チームのトレーニングで用いましたが、「これやってみたい!」というお客様がいらっしゃいましたら、オフトレ講習や個別トレーニングにてご相談に乗りますので、ぜひお気軽にお問い合わせください(^^♪
シーズンインまで残り約1か月。
楽しんで身体の準備をしておきましょうかね(*^^*)
【安心の1年保証】一つあると便利! 可変式 ケトルベル ダンベル 3.6〜18kg アジャスタブル ケトルダンベル 有酸素運動 体幹 トレーニング