こんにちは!
本日は強風のためヒラフのメインリフトが運休のため、朝練が終わって既に帰宅いたしました。
暴風雪の予報は出ておりませんでしたが、ゲレンデはまさに暴風。
今日は大人しく温泉がベターでしょうね(^^)
さて、本日は昨日の続き、第56回北海道スキー技術選手権大会振り返り~後編~を書いてみたいと思います。
昨日は予選を終了し、無事決勝に残れましたというところまで書きましたので、今日は決勝競技の模様を中心に書いていきますね。
さて、明けて27日の決勝の朝。
爽やかな晴天、絶好の競技日和です。
実は北海道予選は天候が悪いことが多く、こうして2日連続で晴れるなんて、僕が出場している20数年でも数えるくらいしかないんです。
やっぱ天気がいいとテンションがあがりますね(^^)
さて、ローテーションの関係で、まずは「ショートターン・フリー」からスタートです。
実は今回の競技の中で一番滑り方がわからなかったのがこの種目なんです。
「フリー」となっているものの、例えば「リズム変化を入れないと高得点に繋がらない」や、「ギルランデをいれると点数が下がる」などのうわさが飛び交い、まったくイメージを掴めないままにスタートした種目で、今回の中で一番納得がいかない滑りとなってしまいました。
キャプチャ画像。まったくターンを作れないままに終わりました(^^;
高得点を出した選手の滑りを見てみますと、やはりターン前半からの雪面の捉えが良く、さらに、しっかりとスキーを踏みこみながら、落ちていく外スキーをたわませる短いエッジングの後にスキーを左右のスペースにきっちりと運ぶ、短く言うならば、キレがあって深く回ってきているターンを作っておりました。
分析できても、それを実現させるとなると別問題(笑)
この辺りの練習を、残りのシーズンでどれだけできるかでしょうね。
続いては名物の急斜面「タイガーコース」での大回りでございます。
こちらは動画も画像のありませんので文字だけになってしまいますが、グングンと加速していく斜度感とスピード感に負けないように、角付けのバランスとスキーを踏みこむタイミングと量を合わせるのが本当に難しかったです。
ターン前半で雪面を捉えていく際に作る深い角付け角と、ターンを抜け出す際の切れ上がりの深さを揃えたターンに高得点が出されたようです。
午後からは、同じタイガーコースでの「フリー滑降」からスタートです。
こちらは「短いスキーを使用」というマテリアル規制がかかっておりましたので、ハイスピードでのターンをショートターンで使用する短いスキーで作っていくという種目になります。
こちらの観点もロングとほぼ同じで、それに、斜面をどのように使ってスピード感やターンの速さを見せていくかという「構成」も大切な要素になってきます。
これは大反省の種目でした。
斜面前半、リズムを変えていくまではまぁまぁよかったのですが、リズムを変えてスピードに乗せた後のターンで踏み込みが遅れ暴走、ターンを仕上げられないままに落とされ続けるという失態でございました。
ロング同様、ハイスピード下での実戦練習の少なさがもろに影響してしまった、悔やまれる一本です。
さて、最後はコブでございます。
北海道予選のコブと言えば、それこそタイガーコースでの深くて硬くて急なコブが名物でございましたが、「落下速度勝負なってきてターン技術がおろそかになってきたため」(審判長談)という理由から、今年はダイナミックコースの中級斜面に変更となりました。
とはいえ、後半組のスタートとなった我々はやはりコブは深くなっておりましたし、コブ自体の難度が下がった分、それだけターンの質が重要視されるようになりましたので、ただ真っ直ぐ降りてくるような滑りには、スピードがあっても評価されないという傾向にありました。
高得点の選手はやはり上手い!!
トップをしっかりと左右に動かしながら、かつ、一切ソールを見せることなくどんどんと落ちてきて、見ている我々にスリリングだけどワクワクするような興奮を与えてくれる、そんな滑りを見せてくれておりました。
総括。
上位選手は単純に上手くてカッコいい(笑)
スピード感とシャープさ。
今後の僕の課題がはっきりと見えました。
今年は全国へのキップを手にする選手が22名と、例年よりも人数が減ったこともあり熾烈な戦いとなった大会でもありました。が、その日のコンディションやジャッジの観点で順位が大きく変わることも事実。
技術選は間違いなく、ターン技術を争うという部分において、日本では権威ある世界ですが、しかし、それイコール「スキーヤーとしての価値」ではありません。
滑り手にはそれぞれの価値観があり、立場もあり、環境の違いもあります。
なので、ここでの成績が「全て」と思わずに、スキーを楽しむための一つのジャンルに過ぎないということ、この世界で競われている技術が全てのスキーヤーにとって規範となるかといえば決してそうではないということ(一例を挙げれば、のんびりとゲレンデを楽しみたい人にとって深い内傾角や角付けは不要)を踏まえた上で大会を観戦していただきますと、余計なことは考えずに、純粋にカッコよくて輝くようなスキーの魅力に触れられると思いますので、ぜひ、気楽な感じで機会があれば観戦しにきてください(^^)
全日本のキップを手にされた北海道選手団の皆さま、全日本でも思いっきり輝いて来てくださいね\(^o^)/
上位選手の滑り、本当に本当にカッコイイです!!
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