こんにちは!
ニセコさん、順調に降っております。
昨晩からの積雪はニセコようていスキースクール観測所(家の駐車場笑)で約10cmと、予報よりは少な目でしたが確実に積もってきております。
この雪で、ホームゲレンデでありますニセコグランヒラフスキー場のオープンもググッと近づいたのではないでしょうか。
我々滑り手のウォーミングアップは十分過ぎるほどにできておりますので、このまま降り続いて欲しいものでございますね(*^^*)
さて、本日は昨日の続き、「腰高のポジションを考えてみた」の後編でございます。
念のため昨日書いた内容を要約してみますと、今年から、毎年「研修テーマ」として提案されていたものが「研修課題」となり、一方的ではなくより双方向から技術を考えてみましょうという、SAJの本意ではないものの、ややもすると「トレンドの技術」や「評価基準」として捉えかねられない「研修テーマ」というイメージを払拭するような方向へシフトチェンジしましたよと、そこで提案された課題が今年は「腰高のポジション」というものですよと、じゃぁその腰高のポジションってなんだろうね、というところまでが昨日に書いた部分でして、今日はその結論と申しましょうか、僕が考える「腰高のポジション」という「研修課題の扱い方」について書いてみようかなと、こういう次第でございます。
もうちょっと詳しく読みたい方は下記よりご覧ください。
さて本題。
長くなりすぎる可能性がありますのでいきなり結論から書いてしまいますが、この「腰高のポジション」という研修課題は決してSAJが「今年はこうやって(腰高のポジションで)滑りましょう」と推奨しているのではなく、滑り方の一つの形態である腰高のポジションのメリットやデメリットを指導者一人ひとりがそれぞれで考えてみましょう」ということだと思うんです。
つまり、
「指導の現場で研修課題(今年なら腰高のポジション)をどう扱うかをみんなで考える」
ということ、その機会がブロック研修会であり、各地域の研修会であると、そのようなメッセージがこの「研修課題」というものの込められているのではないのかなと、このように思うんです。
なので我々に求められているものは、従来からのトップダウンでの伝達を期待していわば「マニュアル」を欲しがる「受動的」な学習ではなく、スキーを楽しみたいという全てのお客様に対してその楽しさを技術的な面からサポートできるように「スキー技術」というものをしっかりと理解して、それを自分の言葉で説明できるようにしておくという「能動型」の学習が必要となりますねと、そのスキー技術の一つの形態である「腰高のポジション」というものを今年はクローズアップしましたと、つまるところこのようなことだと思うんです。
ではその腰高のポジションのメリットやデメリットはなにか。
本当にザックリとですが、僕が個人的に考えるものを少しだけ書いてみます。
①メリット
・高速域での外力に対応しやすい
・スキーを有効に撓ませられる確率が上がる
・腰高を意識することで腰が落ちにくい
②デメリット
・難しい(笑)
・初心者やスキーに慣れていない方にとってはイメージしにくい
・外脚を内旋していく際に腰も回りやすくなる
もちろん他にもありますが、そこは各々で考えていただくといたしまして、ともあれ、我々は指導者として、こうした技術的な練習がお客様にスキーを楽しんでいただくために必要となるのであれば、考えて考えて自分の中で理屈の整合性を作り上げて、全てを説明できるように整えてからお客様の前に立つべきですから、この「研修課題」を機に沢山の「課題」を取り上げて、少しでもお客様の「楽しい!」のためにも勉強していきたいものでございますね(*^^*)
これから各地域で研修会が本格的にスタートします。
僕も全力で沢山の課題に取り組んでいきたいと思いますので、研修会を担当される講師の皆さま、一緒に沢山の課題を解決して、お客様に楽しんでいただきましょう\(^o^)/