どこにもない「人情」という調味料。山奥の一軒家で食べる自然の恵み~季節料理こぶし~

おはようございます!

雨のニセコさんでございます。

6月頃の梅雨もそうですが、ここ数年はこうして秋の長雨も影響を受けるようになってきております。

北海道のお米が美味しくなってきているのも、なんでも気候が大きく変わってきているからとのこと。

ある研究によりますと、2050年頃には北海道でも標高の高い所以外は雪が積もらなくなるとの発表もあるようで・・・

大きく変わり始めている世界の気候。

なにもできなくても、少なくとも「関心を持つこと」は今すぐできるかもしれませんね。

さて、ちょっと重い書きだしになってしまいましたが、そんな少し気分が晴れないときにぜひ訪ねて欲しいお店に出会いましたので、今日はそんなお店をご紹介させていただきたいと思います。

ということで本日ご紹介させていただきますお店はこちら!

後ほど詳しく書きますが、事前に知らないと絶対に辿り着けないお店「季節料理こぶし」さんでございます。

このお店はBSのテレビ番組で初めて知って、いつか絶対に行ってみたいと思っていたお店でございまして、お店のご主人やおかみさんが自ら漁や採集をして集めた食材を主に天ぷらにして提供してくれるお店でございます。

まずですね、お店に辿り着くまでの道のりが大変。

手作り感満載

マップを頼りに近くまで辿り着くとこのような看板が出ているのですが、しかし、看板が見えたからといってお店が確認できるわけではないのです。(検索して探す楽しみもあると思いますので、あえてお店の詳細は掲載しませんね)

案内通りに進んでいくも、車窓から見える景色はこんな感じなんです。

ね、不安でしょ?(笑)

5分ほど山奥の一本道をノロノロ走っておりますと・・・

あった!お店があった!!(立った!クララが立った!)

「雰囲気」しかない店構え

「本当にお店があった」という安堵感と雰囲気たっぷりの店構えに一気にテンションが上がります。

駐車場も整備されていて(砂利ですが)、何よりもお店を取り囲むように広がる大きなお庭に咲くアジサイたちが綺麗で、この時点でこぶしさんの「歓迎ムード」をビシバシと感じることができます。

これは期待大ですね。

早速入店。

店内はいわゆる「田舎の実家」というイメージで、シャレた調度品や豪華な設えではないものの、全てに「温もり」が感じられる心の底から「ホッ」と落ち着くことができる店内となっております。

厨房が見える席に通されて早速メニューチェックです。

どうやらメインは天ぷらのよう。

お蕎麦も美味しそうなので、妻と2人でシェア、「天丼」と「天ぷらそば」をオーダーしました。

それがこちら!

大ぶりのエビに山女魚、ピーマン、カボチャ、シソ、エノキの海苔巻など多彩な具材がドーンとのった美しい天丼です。

衣はサクサクですし、具材のひとつひとつの味が濃くて美味しい天丼です。

個人的にはやはり山女魚ですね。

冷凍保存してあったものなので獲れたてピチピチの食材というわけではありませんでしたが、それでも心地良い苦みと衣の香ばしさは抜群で、ご飯もいいですがこれだけで日本酒を飲みたい衝動に駆られました(笑)

妻のオーダーした天ぷら蕎麦も載せておきましょう。

こちらはブリブリのエビが2本、同じく山女魚やお野菜の天ぷらたちです。

個人的な、あくまで僕個人のバカ舌での感想ですが、正直お蕎麦は「絶品!」というほどではありませんでしたが(それでも十分においしくいだけました)、天ぷらは食べ応えもあり揚げたてサクサクで、御主人の腕と食材の良さが全面に打ち出された美味しい天ぷらでございます。

長くなってしまいましたのでそろそろまとめに入りますが、このお店、タイトルにありますようにお店の方のホスピタリティと申しますかお客を迎えてくれるお気持ちが本当に心地良く、何度も「来てくれてありがとうね」と仰ってくれ、帰るときもトマトのお土産を持たせてくれたり「また来てね」と本当に名残惜しそうに送り出してくれて、さらに車に乗り込んだ後もずっと手を振ってくれているというおもてなしでして、おかみさんの柔らかな笑顔とご主人のキップの良さという、お料理プラスアルファの「人情」という調味料を存分に堪能させてくれる名店でございますので、日々の生活でどこか気持ちに影が差したときは、ぜひこのお店に足を運んで、美味しいごはんとお店の方の人情に触れてその心のモヤモヤを吹き飛ばしてください(*^^*)

ごちそうさまでした!
また必ず伺います!


日本酒 清酒 二世古酒造 倶知安 純米 720ml 箱入 北海道

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